依頼メールの例文:相手が動く書き方+
リマインド・催促の言い換え
「ご確認お願いします」を捨てて、相手タスク(動詞)まで書く。
依頼メールの例文を探している人の9割は、つまずきが「文章力」ではなく「構造」です。「送ったのに動かない」「既読スルー」「期限だけ過ぎる」—これを放置すると、自分が抱えて締切だけが迫る → 炎上予兆 → 評価が落ちるまで一気に進みます。
原因はシンプルで、メールが"依頼"になっていない(=相手の作業が発生する形になっていない)だけです。
依頼メールの書き方:5要素の型
なぜ「ご確認お願いします」だと動かないのか(原因はこれだけ)
- 相手が何をするか(動詞)が書かれていない
- いつまでにがない/曖昧(「なるはや」)
- 何がOKか(判断基準)がない(どこを見ればいいか不明)
- 背景/優先度がない(後回しにされる)
- 返信の形がない(承認でOK?修正点列挙?Yes/No?)
依頼メールの5要素(この順番で固定)
相手タスク(動詞)
承認する/回答する/修正する/共有する("確認"は曖昧)
期限
○/○(火)17:00まで(必要なら時刻まで)
背景(1行)
なぜ今必要か(定例・提出・外部影響)
判断基準(何がOKか)
OKなら「承認」の一言でOK、など
次の一手(こちらがやること)
承認後に私が送付/反映、など
NG→OK(超短縮)
「ご確認お願いします。期限は明日です。」
「承認ください(OKなら"承認"の一言でOK)。期限:明日17:00。背景:明日10:00の定例で提出します。」
件名の例(社内/社外/チャットの3パターン)
件名で迷う人が多いので、先に"型"を置きます。「相手タスク+対象+期限」が最強です。
【承認依頼】○○仕様(v1.2)レビュー(期限:2/12 17:00)
【ご確認依頼】○○見積前提の承認(期限:2/12 15:00)
依頼:○○仕様v1.2 承認お願いします(今日17:00まで)
依頼メールの例文(社内向け1本/社外向け1本)
【承認依頼】○○仕様(v1.2)レビュー(期限:2/12 17:00)
【ご確認依頼】○○見積前提の承認(期限:2/12 15:00)
リマインドメールの例文(角が立たない)
角を立てないリマインドのコツ(3つ)
- 「未対応ですよね?」を言わない(責めない)
- 返信を軽くする(一言でOKにする)
- 期限と背景を淡々と再掲する(感情を混ぜない)
催促メールの例文(1回目/2回目)
催促の前提:先に”自分の落ち度”を潰す
宛先/CCミス、リンク切れ、添付漏れ、期限が曖昧…があると催促した側が弱いです。催促は「感情」じゃなく、期限と影響だけを書きます。
「確認お願いします」の言い換え(用途別3行)
○○について、承認ください(OKなら"承認"の一言でOK)。期限:○/○ ○時
○○について、修正点があれば該当箇所だけご返信ください。期限:○/○ ○時
○○はA案で進めてよいでしょうか。Yes/Noで回答ください。期限:○/○ ○時
Teams/Slackの短文例
エスカレーション条件(いつ・何回・媒体)
迷ったらこれ(運用ルール)
- リマインド:期限の半日前(または前営業日)
- 催促:期限超過の当日中(影響が出るなら即)
- 媒体切替:チャット → メール → 口頭/電話 → 上司/PM共有
“条件”を先に決める(自分を守る)
- 重要度が高い依頼は、最初の依頼文で「期限と影響」を明示
- 2回送って動かないなら、依頼の所有者を増やす(上司/PMへ共有して詰まりを可視化)
- 顧客相手で硬い案件は、電話で状況確認→メールで合意を残すが安全
例文だけで解決しないパターン(ここが限界)
型どおり送っても動かないケースがあります。典型はこれです。
- あなた:動詞・期限・リンクまで揃えて送った
- 相手:「これ、誰に聞けばいいかわからない」「関係者が多くて判断できない」
- 結果:メールは正しいのに止まる
これは文章の問題ではなく、調整設計(関係者・決裁ルート・論点の切り方)の問題です。このタイプは、例文を増やしても根本が変わりません。
1分セルフ診断(YES/NO 5問)
YESが多いほど"軽症"(型ができている)です。
依頼文に相手タスク(動詞)を1行で書いている
期限を日付+時刻まで切って書けている(必要なとき)
「OKなら一言でOK」など、返信を軽くしている
どこを見ればいいか(リンク/添付/該当箇所)を明確にしている
期限を過ぎたらどうするか(次アクション)を自分の中で決めている
YES 3〜5:あと一歩
例文で改善できる可能性は高いです。まず完成例を使ってください。ただし、案件が複雑になると"型だけ"では回らなくなります。軽症でも、7日ミニ伴走で「型の応用(詰まらない運用)」まで押さえておくのが安全です。
完成例(架空)+コピペブロック
目的:相手が"読む→判断→返信"まで最短で終わる。ポイント:動詞が「承認」、返信が「承認」の一言で済む。
件名:【承認依頼】API仕様(v1.2)レビュー(期限:2/12 17:00) お疲れさまです。○○の件、API仕様v1.2の承認をお願いします。 【相手タスク】承認(OKなら返信は「承認」でOKです) 【期限】2/12(火)17:00まで(2/13 10:00の定例で提示予定のため) 【確認してほしい箇所】差分(赤字)+除外条件の3点(A/B/C) リンク:Confluence「API仕様 v1.2」 (URL) 承認いただけたら、私の方で確定版にして定例資料へ反映します。 よろしくお願いします。
送る前の最終チェック(ここだけ見ればOK)
- 動詞は1つ(承認/回答/修正/共有)
- 期限は明確(いつまで)
- 見る場所が明確(リンク/添付/該当箇所)
- 返信が軽い(「承認」だけ等)
- 背景が1行ある(なぜ今)
FAQ
Q. 件名はどれくらい具体的に書くべき?
Q. リマインドは何回までが許容?
Q. 催促で角が立つのが怖い
Q. Teams/Slackだけで済ませてもいい?
Q. 「確認お願いします」は完全に禁止?
この記事は「例文(完成形)」を渡しました
でも実務で詰まるのは、案件固有の関係者・決裁・優先度・制約が絡む瞬間です(例文だけで解決しないパターンが出る)。
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依頼メールの次は、依頼の成果物として見積書が必要になるケースが多いです。
