取引先や上司への贈答マナー|昇進・就任祝いのルール
のし
ビジネスシーンでの贈答では、基本的にのし有りがマナーです。取引先との関係を円滑にし、正式な贈り物としての体裁を整えます。
表書き
贈答の目的によって適切な表書きを選びます。
✅ 適切な表書き
- 取引先への手土産・挨拶
- 「御挨拶」:初訪問時や取引開始時
- 「粗品」:控えめな表現での贈り物
- 「御礼」:日頃の感謝を伝える場合
- 昇進・就任祝い
- 「御祝」
- 「御昇進御祝」
- 「御就任御祝」
- 退職・異動の贈り物
- 「御礼」
- 「感謝」
- 「御餞別」
❌ 避ける表書き
- 目上の方へ「粗品」(失礼にあたるため)
- 「寸志」(上司から部下への場合にのみ使用)
水引
紅白蝶結び(5本または7本)が一般的です。ビジネスの贈答は繰り返しあって良いものとされるため、蝶結びを使用します。
✅ 適切な水引
- 蝶結び(取引先へのお中元・お歳暮・昇進祝い・挨拶・就任祝い)
- 結び切り(就任祝いでも特にトップ就任など「一度きり」の地位の贈答なら結び切りも選ばれる)
❌ 避ける水引
- 結び切りをお中元・お歳暮に使う(繰り返しある贈答には不適切)
名入れ
水引の下に会社名+氏名を記載するのが一般的です。
✅ 適切な名入れ
- 会社名+代表者名(例:「株式会社〇〇 代表取締役 山田太郎」)
- 部署・団体名(例:「営業部一同」)
- 連名の場合、3名まではフルネーム、4名以上なら代表者名+「他一同」
❌ 避ける名入れ
- 会社名を省略(取引先にはどこの会社からか明確にするため会社名を含める)